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バチカンとは、カトリック教会の主導者である教皇とローマ教皇庁をあわせた概念であり、国としての側面を持つ聖座と、イタリアのローマ市内に位置するバチカン市国の総称である。国家としてのバチカン市国は、1929年にラテラノ条約により独立国となった南ヨーロッパに位置する国家で国土面積は世界最小である。ヴァチカンやバティカン、ヴァテ…
バチカンとは、カトリック教会の主導者である教皇とローマ教皇庁をあわせた概念であり、国としての側面を持つ聖座と、イタリアのローマ市内に位置するバチカン市国の総称である。国家としてのバチカン市国は、1929年にラテラノ条約により独立国となった南ヨーロッパに位置する国家で国土面積は世界最小である。ヴァチカンやバティカン、ヴァティカン、ヴァティカーノとも表記される。 カトリック教会の指導者である教皇とその行政組織であるローマ教皇庁は「聖座」と呼ばれ、ヨーロッパにおいては長らく主権国家と同じ主権実体であるとして捉えられていた。1922年のラテラノ条約において、サン・ピエトロ大聖堂周辺の教皇の主権が及ぶ地域はバチカン市国とされ、主権国家として扱われるようになった。単語としての「バチカン」は「聖座」と「バチカン市国」の総称である。
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