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医学界新聞日本の医学・看護領域における最新の知見を、公正に、的確に伝えます。 医学界新聞プラスWeb限定の情報をお届け。当社刊行書籍の内容の一部も公開しています。 医学書院Column刊行書籍を中心に、医療従事者に ...
「やめ方を教えてほしいんだよ」 私が薬物依存症患者とかかわるようになったのは,医者になって5年目のときであった。大学医局で繰り広げられた,依存症専門病院への医局員派遣をめぐる,美しくない譲り合いの末の,いわば不本意な赴任であった。 そんなわけで赴任当初,私は,薬物 ...
 栄養疫学者の視点から 栄養に関する研究の質は玉石混交。情報の渦に巻き込まれないために,栄養疫学を専門とする著者が「食と健康の関係」を考察します。 [第5話]高濃度ビタミンC点滴療法 今村 文昭 (英国ケンブリッジ大学 MRC(Medical Research Council)疫学ユニット) ...
レジデントのための 日々の疑問に答える感染症入門セミナー 〔 第5回 〕 原因不明の発熱が持続するとき:特に薬剤熱の考えかた 大野博司 (洛和会音羽病院ICU/CCU,感染症科,腎臓内科,総合診療科,トラベルクリニック) ...
(2793号よりつづく) 5月30日,映画「ロレンツォのオイル/命の詩」(1992年,米)のモデルとなったロレンツォ・オドーネが亡くなった(享年30歳)。この映画については,すでに,拙著 『アメリカ医療の光と影』 (2001年,医学書院)でも紹介したが,以下,あらためてあらすじを振り返る ...
「何かおかしい」 最相 『医学と福音』(日本キリスト教医科連盟JCMAの機関紙)の2008年4月号で,若年性アルツハイマー病をカミングアウトされたと知り,われわれも非常に衝撃を受けました。公表を決意されるまでどれほど深く悩まれたかと推察いたします。本日は,若井先生ご自身の脳外科 ...
現場へ権限移譲⇒看護師の意欲向上⇒質の高い看護実践 ――先生は,「目標管理」を行えば看護の質は向上するとお考えですね。 諏訪 「目標管理」とは,ノルマに代わるものとして,経営学者のPeter F. Druckerが提唱したマネジメントの原則であり,次の2点がポイントです。1つは,目標は自分 ...
お知らせ バックナンバー 投稿規定 年間購読 年間購読 (電子版のみ) 理学療法の歴史とともに歩む本誌は、『PTジャーナル』として幅広い世代に親しまれている。特集では日々の臨床に生きるテーマを取り上げ、わかりやすく解説する。「Close-up」欄では実践的内容から最新トピックスまでを ...
【FAQ】 患者や医療者のFAQ(Frequently Asked Questions;頻繁に尋ねられる質問)に,その領域のエキスパートが答えます。 今回のテーマ 脳梗塞再発予防のための抗血栓薬使い分け 【今回の回答者】 平野 照之 (大分大学医学部 神経内科学講座 准教授) ...
いまや世界中で毎日4000万人以上が服用し,「第二のペニシリン」とも評されるスタチン。世界最初のスタチンであるコンパクチンは,1973年にひとりの日本人科学者の手によって発見された。そして,その発見と開発は苦難の連続であった。 独自の仮説はいかにして生まれたか。度重なる開発 ...
藤澤 マインドフルネス(MEMO )の医療分野における活用は,米マサチューセッツ大のJon Kabat-Zinnが1970年代に開発した慢性疼痛に対するマインドフルネスストレス低減法(MEMO :Mindfulness-based Stress Reduction;MBSR)に始まりました。1990年代にはMark Williamsらにより,反復性うつ病患者の再発予防に ...
カルテ記載例(入院時記録) 【入院目的】肺炎治療 (1) 【主訴】発熱・咳・痰 【現病歴】糖尿病・高血圧等で当院かかりつけの,なんとか独居を続けてきた89歳男性 (2)。入院3日前より倦怠感・咳嗽が出現,2日前に近医で風邪薬を処方された(詳細不明 (3))。息切れも出現したため本日6時に ...