大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーを務める建築家、藤本壮介氏(54)はシンボルの大屋根リングを設計した。全周約2キロの円内に158カ国・地域のパビリオンを集め「小さな地球」を演出。分断の時代下で一体感を生み、「多様でありながら、ひとつ」の理念を現実化できたと話す。――大屋根リングの設計に込めた狙いは実現できましたか。「開幕初日、楽しそうに大屋根リングを歩く来場者の姿を見かけた。『万博 ...