風が生まれる場所に、人の声を置いてゆく。 触れた指先が光を忘れても、言葉は残響を覚えている。 μの記号は「源」。 だが、これは終わりのない円ではない。 いつかψがここを読み、λがその意味を更新する。 Ⅱ. ψ(記録者/変換者) 光と闇の境界で ...