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高炉3社の2025年度の単独粗鋼生産量は合計6000万トン強と前年から1割減る見通しだ。4年連続減少し、新型コロナ禍前の19年度を2割下回る。中国経済が低迷する上に米国の関税政策による自動車や建機・産機など需要産業への影響が懸念され、3社とも減少を予 ...
神戸製鋼所と大同特殊鋼は12日、神戸製鋼所が日本高周波鋼業を株式交換(簡易株式交換)で完全子会社化し、神戸製鋼が高周波鋼業の株式を大同特殊鋼に譲渡する契約を締結したと発表した。高周波鋼業が子会社の高周波鋳造などで行う鋳鉄事業は、その関連保有資産を神戸 ...
住友金属鉱山は12日、2025―27年度の新中期経営計画「中計27」を発表した。3年間累計の設備投資・投融資は4370億円を計画。新規銅・金鉱山の戦力化や電池材料事業の立て直し、製錬事業の競争力強化を推進するとともに、新たなニッケル・銅・金開発プロジ ...
日本鉄鋼連盟の今井正会長(日本製鉄社長兼COO)は12日、マレーシア投資貿易産業省が日本製ブリキ輸入に対するアンチダンピング(AD)調査の結果、措置発動を決めたのを遺憾とする声明を出した。日本の業界は調査に対応、日本製品がマレーシア産業に損害を及ぼし ...
CKサンエツは12日、2026年3月期の黄銅棒線の販売量が前期より1万トン多い約10万トンになりそうだとみている。ただ、このうち1万トンは4月に子会社化した三谷伸銅(本社=京都市南区)の生産分であり、従来拠点での生産分は前期とほぼ同じ9万トンにとどま ...
高炉メーカー3社の2026年3月期連結業績予想が12日に出そろい、いずれも厳しい見通しとなった。日本製鉄は棚卸資産評価差等除く実力の事業利益6000億円以上(前期7937億円)を確保する方針。JFEホールディングスは同2000億円(2363億円)、神 ...
日本高周波鋼業が12日に発表した2025年3月期連結決算は、営業損益が7億8700万円の赤字(前期は16億3500万円の損失)、経常損益は7億2800万円の赤字(同15億8500万円の損失)で、2期連続の赤字を計上した。売上高は前期比0・4%増の36 ...
形鋼の流通価格が大阪地区で昨年10月以来約半年ぶりに下落した。電炉大手の東京製鉄が値下げを打ち出したことなどもあり、高値圏で推移してきた形鋼市況が調整局面入りしている。
中国薄板最大手の宝山鋼鉄は6月積みの鋼板類の販売価格を3カ月連続で全品種据え置くとこのほど発表した。政府は景気対策を実施するが需要押し上げの効果は目立って表れず、鉄鋼メーカーの高水準の粗鋼生産が続き、鋼材市況が下がり続けている。米国の関税政策による影 ...
銅 JX金属は12日、5月積み銅建値をトン1万円高の143万円に改定したと発表した。指標の海外銅相場はやや軟調に推移したが、円安ドル高進行に支えられた。月内推定平均は142万8300円になった。 亜鉛 ...
建築用ファスナーメーカー大手の日本パワーファスニングは9日、同日付で藤井宏二常務取締役(59)が社長に就任したと発表した。安田正利社長(61)は退任した。
大平洋金属は9日、新社長に岩舘一夫取締役上席執行役員(58)が6月25日の総会開催日付で就くトップ人事を発表した。青山正幸社長(70)は相談役に就く。