日本でワイナリーの数が急増している。2016年の280カ所から足元では500カ所を超えたとみられる。世界的なコンクールで高い評価を受ける日本ワインも増え、注目度は高まる。一方、原料となるワイン用ブドウの生産環境は、農家の高齢化や地球温暖化の影響などで、厳しさを増す。日本ワインの未来は、原料の安定的な確保にかかっている。10月中旬、山梨県甲斐市にあるサントリーの「登美の丘ワイナリー」では、日本固 ...