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しかし近年,がんでは終末期に限らない早期からの緩和ケア介入が重要視され,がん診療に携わる者の中でもこの考え方は少しずつ受け入れられつつある。筆者は,この概念を非がん疾患にも 敷衍 ふ えん してみれば,非がん疾患に緩和ケアを応用した場合の利点を理解しやすいと考えている ...
【FAQ】 患者や医療者のFAQ(Frequently Asked Questions;頻繁に尋ねられる質問)に,その領域のエキスパートが答えます。 今回のテーマ ベンゾジアゼピン系薬の使い方・減薬の仕方 【今回の回答者】 稲田 健 (東京女子医科大学医学部精神医学講座・講師) ...
“エンドポイント”は大切なルールである 臨床試験の結果を読むと,大抵「 (薬剤)で心筋梗塞リスクが××%減少した」という書き方がされていますね。この場合,“心筋梗塞”が“エンドポイント”です。臨床試験は,通常この「エンドポイントが発生するまでの時間」を比較します。これ ...
心不全の進展や増悪を予防する上で患者のセルフケアは重要であり,心不全医療ではセルフケアを促進するための患者,家族への教育や医療者による効果的な支援が不可欠である。 昨今,各医療機関では,多職種チームによる心不全治療・管理が浸透し,治療アドヒアランスやセルフ ...
大橋 研修医だった15年ほど前を振り返ると,外来で患者さんへのリスクの説明に苦労した思い出があります。症状説明で患者さんに必要以上の不安を与えたり,患者さんが手術や処置の危険性を理解せずに同意書にサインしたように思えて私のほうが不安を覚えたり。それ以来,リスク ...
専門職としての図書館司書 読者の皆様は日ごろ図書館をどのように利用されているだろうか。本稿では病院図書室の司書の立場から,医学図書館と司書の役割を紹介したい。 そもそも,日本の病院図書室は医療法第22条で地域医療支援病院に設置が定められた施設である。臨床研修指定病院で ...
がん治療が長期治療の時代に入って久しい。医療技術の発達などにより,早期発見の確率も格段に高まり,多くのがん種が5年生存率を延ばしている。このようにがん治療が進歩する一方で,多くのがん患者・家族に,治療にかかる医療費負担と何らかの収入減少体験をもたらしている現状が ...
宮田 俵先生は普段,「医師としてどうあるべきか」など,周りの方々と話されることはありますか。 俵 いきなり抽象的な話題にはなりませんが,例えば患者さんから何かいただきそうになったときにどう対応すべきかなど,話し合うことはあります。 宮田 確かに,それには医師としての自分 ...
(前回よりつづく) 本稿では, 前回(第3095号) の基礎知識編からステップアップし,実践的な主治医意見書の書き方について述べる。記載時に重要なのは, 表 内の (1)- (7)であると考える。何も知らないで書き始めるとやりがちな失敗を挙げつつ,記載時のポイントを紹介したい。
図 セル看護提供方式とチームナーシングの比較イメージ チームナーシングでは,リーダー,早・遅番,フリーなど,受け持ち患者を持たない看護師がいる一方,セル看護では師長以外の全ての看護師が患者を均等に受け持つ。また,1部屋に複数の看護師が出入りするよう人員を配置しているの ...
谷 本日は,日本のゲノム編集の先駆者でいらっしゃるお二人の先生にお越しいただきました。「ゲノム編集とは」「医学研究・臨床にもたらすもの」「課題」の3本柱で話を進めていきます。 山本 私は,もともとは発生生物学の研究者です。約10年前にゲノム編集技術に出合いました。当時は第 ...
1)胃ろう造設術に関する診療報酬の見直し(10070点→6070点)と施設基準の新設 *胃ろう造設術の診療報酬が10070点から6070点に引き下げられた。 *施設基準としては,以下の (1)または (2)を満たすこと(満たせない場合には,2015年4月以降,点数が2割減算される)。 (1)胃ろう造設術件数が年間50 ...
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