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東京汽船はすでに容量2486キロワット時の蓄電池とディーゼル発電機を組み合わせたタグボート「大河」(約280総トン)を23年1月に就航させている。2年半の「大河」運航経験を基に、次のステージに移る。
SGホールディングス(SGHD)は8日、子会社の佐川グローバルロジスティクス(SGL)が上海を拠点に3PL(物流一括受託)などを手掛ける上海虹迪物流科技(RUNBOW、ランボウ)の出資持ち分70%の全てを売却すると発表した。ランボウの業績が振るわないことなどから、5月に買収した台湾モリソン・エクスプレス・ワールドワイドとのシナジー(相乗効果)創出に経営資源を集中する。9月30日付で、現地企… ...
国内外の造船会社の多くが手持ち工事量拡大で選別受注に入っている中、2025年7月も成約の動きは継続した。船種としては、台湾船社によるコンテナ船のロット発注が目立った。台湾船社の陽明海運はLNG(液化天然ガス)DF(2元燃料)の1万5000TEU型コンテナ船7隻を韓国造船大手のハンファオーシャンに、メタノールDFの8000TEU型3隻を日本シップヤード(NSY)・今治造船にそれぞれ発注するこ… ...
大成建設は8日、海洋土木工事大手の東洋建設を買収することを決めたと発表した。完全子会社化を目指し、買収額は約1600億円。水素・アンモニアのサプライチェーン構築などのカーボンニュートラルポート(CNP)や洋上風力発電に関連する工事での連携を見込む。大成建設が行うTOB(株式公開買い付け)について、東洋建設は同日の取締役会で賛同の意見を表明し、応募を推奨することを決議した。
台湾船社ワンハイラインズは11日、2025年上期(1―6月)業績を公表した。純利益が前年同期比39%減の98億800万台湾ドル(約486億円)となり、前年同期の海上コンテナ運賃市況高騰による好調から一転、減益となった。売上高は9%増の719億4200万台湾ドル、営業利益は37%増の179億900万台湾ドルだった。… 続きはログインしてください。
LPG(液化石油ガス)を輸送する8万立方メートル級のVLGC(大型LPG船)のスポット運賃が続伸している。11日付の中東―極東航路の運賃はトン当たり89ドルと前週比4ドル上昇。日建て用船料換算は7万2700ドルと標準的な損益分岐点の3倍近くに達している。8月上中旬の米国と世界各国の関税交渉期限を前にパナマ運河の混雑が悪化し、インドの輸入港でも滞船が拡大していることで、VLGC需給がタイト化してい… ...
【関西】大阪港湾局がまとめた大阪港の2025年上半期(1―6月)累計の外貿コンテナ取扱個数(最速報値、空コンテナ含む)は、前年同期比4%増の101万5000TEUだった。同港は24年のコンテナ取り扱いが2年ぶりに200万TEUを上回ったが、25年に入ってからも勢いが持続した形だ。1―6月累計の輸出入の内訳は、輸出が5%増の46万1745TEUで、うち実入りが5%減の18万8963TEU、輸… 続き ...
英調査会社ドゥルーリーがまとめた世界のコンテナ港取扱量指数は、5月に122・1ポイントとなり、前年同月比で5%伸びて2019年以降の過去最高を更新した。世界の主要地域が軒並み前年超えで、コンテナ取扱量の増加基調が続く。前月比では北米が米国の関税政策の影響を受けて取扱量を大きく落とした。同指数は世界340港湾のコンテナ取扱量を、19年1月を基準値の100として指数で示したもの。世界のコンテナ… ...
丸紅やギリシャ船主ダイアナ・シッピングが出資する独オフショア船社ウインドワード・オフショアは5日、CSOV(コミッショニング・サービス・オペレーション・ベッセル)2隻の用船契約を締結したと発表した。ウインドワードにとってCSOVで初の用船契約になるという。英ノーススターと連携し、主に独電力大手RWEが展開する洋上風力発電施設のO&M(運営・維持)業務に2隻を投入する。ウインドワードの新造C… ...
津軽海峡フェリーの新造フェリー「ブルーグレイス」(8897総トン)が8日に就航した。室蘭(北海道)―青森航路に投入される。展望浴場やペット同伴可の客室など、旅客の多様なニーズを反映。トラックドライバーの労働時間規制を背景とするモーダルシフト需要も取り込むべく、ドライバーズルームも拡充した。柏木隆久社長は「(同船の投入によって、)2024年比でトラック輸送倍増、乗用車輸送4割増、旅客輸送7割増を目… ...
航空貨物フォワーダー(FW)主要5社(日本通運、近鉄エクスプレス、郵船ロジスティクス、西日本鉄道、阪急阪神エクスプレス)の7月の日本発輸出航空混載重量は、前年同月比9%減の4万4944トンだった。前年同月を下回るのは4カ月連続。台湾などアジア向けの半導体関連貨物の伸びが鈍化したことに加え、欧州向けの落ち込みが響いた。米トランプ政権による相互関税発動前の駆け込み需要で、米州向けは伸びた。7月… 続き ...
中東に本拠を置き、海事産業向けにデジタルプラットフォーム(PF)を提供するマルクラグループは7日、海運業界向け給与支払い・決済サービスを提供するブライトウェルナビゲーターを、米フィンテック企業ブライトウェルから買収すると発表した。欧州・アジアに強いマルクラに対して、ナビゲーターは特に北米を中心としたクルーズ船業界の船員向け給与支払いで圧倒的なシェアを有しており、マルクラは同社買収によりクルーズ領域 ...