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商船三井は30日、2026年3月期の連結経常利益が前期比64%減の1500億円になりそうだと発表した。コンテナ船や自動車船、ケミカル船の市況がピークアウトするほか、米国の関税政策の影響が収益を押し下げる。同日の決算会見で橋本剛社長は「米国の関税政策が経常利益を400億円押し下げる」との見通しを示した。
川崎重工業の中国合弁2造船所は同国海運大手COSCO傘下の香港船社OOCLから、メタノール燃料焚(だ)きの1万8500TEU型コンテナ船14隻を受注した。契約総額は30億8000万ドル。NACKS(南通中遠海運川崎船舶工程)が5隻、DACKS(大連中遠海運川崎船舶工程)が9隻建造する。両社はOOCL向けでは2020年、2万3000TEU型5隻を初成約。これを皮切りにこれまでにメガコンテナ船29隻… ...
海上保安庁は「人事院規則(採用試験)の一部改正」を受けて、1979年度から女子学生の採用を開始した。海上保安学校10月期試験に合格した9人が入学。翌80年9月に卒業し、憧れの「白い巡視船勤務」の夢をかなえた。これが公表されている女性海上保安官誕生の記録である。だが、それよりも32年前の48年6月、第五管区海上保安本部(神戸市)では海運局などから〝出向採用〟された複数の女性職員(本人証言)が… ...
東京税関がまとめた3月の東京港の貿易概況(速報)によると、輸出額は前年同月比4%増の7160億円と13カ月連続の増加だった。3月の輸出額として過去最高。非鉄金属や工作機械、自動車の部分品などが増えた。輸入額は8%増の1兆3505億円と2カ月ぶりの増加。貿易収支は6345億円の赤字だった。同月の対米ドルの為替レートは前年同月から0・1%円安の1ドル=149・6円で前年並み。輸出の主な増… ...
台湾船社のTSラインズはこのほど、2025年1―3月期の業績速報値(未監査)を発表した。売上高は前年同期比39%増の3億2550万ドル(約467億円)となる見通しで、運賃の上昇やサービス拡充が業績を押し上げた。期間中の平均運賃は1TEUあたり776ドルと、前年同期の558ドルから39%上昇。長距離航路サービスの拡充が寄与したとしている。一方で、同期間の輸送取扱量は38万4237TEU… ...
上昇していたVLCC(大型原油タンカー)市況が一転して弱含んでいる。足元の中東―中国のスポット用船料はVLSFO(低硫黄油)使用で日建て4万9000ドルで、一般的な損益分岐点3万ドルはカバーできている。産油国の増産でカーゴは増えたものの、積み地の中東にはフリー船が集中し、70隻規模の余剰が発生。用船者は複数の船主からオファーを受けることになりそうで、用船者優位の市況展開が当面続く可能性がある。… ...
◇兵機海運 単独経常利益は前の期比9%減の6億1800万円。主に前の期に貸倒引当金戻し入れ額を計上していた反動による。売上高は6%減の137億円、営業利益は5%増の5億4800万円。純利益は15%減の4億3500万円。セグメント別では、海運事業のうち内航が1%減収、営業利益が10%増の3億3900万円。主要顧客の工場設備更新による出荷休止期間があったのが影響した。外航事業は15%増収、営業… ...
JR貨物東海支社は12日、浜松市で31フィートコンテナ導入促進に向けた企業向け説明会を開く。トラック運転手の残業規制強化で輸送不足が懸念される物流の「2024年問題」などの対策として、貨物の鉄道輸送へのモーダルシフトの利点などを紹介する。西浜松駅では「積替ステーション」などの見学も行う。製造業が盛んな浜松地区では、JR貨物西浜松駅で車両部品や食料工業品などの鉄道貨物輸送を担っている。こうし… ...
香港船主ワーコンマリタイムトランスポートは新造船の建造監督で中東地域に進出する。子会社のベンチャー・マリン・サービス(VMS)を通じ、アラブ首長国連邦(UAE)の荷主系海運会社AWシッピングが中国船舶集団(CSSC)傘下の江南造船で整備する世界最大級のVLEC(大型エタン運搬船)7隻とVLAC(大型アンモニア運搬船)4隻について、新造船プロジェクトの建造監督を受託した。ワーコンがビジネス向… ...
デンマークの国際物流大手DSVの1―3月期EBIT(利払い・税引き前利益、特別項目前、以下同)は、前年同期比6%増の38億6000万デンマーククローネ(DKK、約840億円)だった。海上・航空運賃の上昇により、フォワーディング(FW)部門の業績が改善した。特に海上貨物の取扱量が伸びた。ただし陸送とコントラクトロジスティクス(CL、物流一括受託)は減益だった。独DBシェンカーの買収により、2025… ...
ヨコレイが北海道十勝地区の芽室町に建設を進めてきた先進的低温物流施設「十勝フードバレー物流センター」(収容能力は2万3233トン)がこのほど竣工した。十勝地区では同社4拠点目の施設で、同社の国内物流拠点として初めて全自動倉庫システムを導入した。新センターの稼働で十勝地区での同社の冷蔵能力は大幅に増加。今後は既設の3拠点と連携しながら地域農業の発展と安定した流通体制の強化に貢献していく。ヨコレイが… ...
独DHLグループの1―3月期EBIT(金利・税引き前利益)は、前年同期比5%増の13億7000万ユーロ(約2100億円)だった。コスト管理と利益率の管理が奏功した。グローバルフォワーディング・フレイト部門は欧州の陸送事業の市況悪化を受けて大幅な減益だったが、フォワーディングは堅調に推移。エクスプレスや独郵便・小包部門は増益だった。売上高は3%増の208億900万ユーロ、純利益は6%増の7億… ...
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